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【YKフューチャーコンサルティング】セカマチ実践編!長期的な関係構築に向けて「待つ」のではなく、こちらから声をかける。

支援者インタビュー

公開日:2026/07/16

【YKフューチャーコンサルティング】セカマチ実践編!長期的な関係構築に向けて「待つ」のではなく、こちらから声をかける。

補助金をはじめとする中小企業支援の情報が充実する一方で、「自社はどの制度を使えるのか」「どの支援者に相談すればよいのか」と迷う事業者も増えています。
株式会社YKフューチャーコンサルティングは、セカマチを活用して、こうした悩みを持つ事業者へ積極的にコンタクト。面談予約までの導線やAIを使ったメッセージ作成、相談内容のログ化など、独自の運用方法を構築しています。
セカマチを使い始めた背景から、継続的な成果につなげるための工夫まで、代表取締役の河村裕司様に伺いました。

インタビュイー紹介

支援者紹介:株式会社YKフューチャーコンサルティング 代表取締役 河村裕司様

株式会社YKフューチャーコンサルティング

東京都渋谷区に拠点を置く経営コンサルティング会社。製造業を中心とした新規事業・商品開発支援、経済産業省関連の補助金申請支援、融資、M&A・事業承継支援を展開。中小企業診断士のネットワークを活用し、事業構想から資金調達、成長戦略の実行まで幅広く支援している。

目次

  1. 新規事業の構想から、資金調達までを支援
  2. デジタル施策の効果が低下する中で出会ったセカマチ
  3. 補助金を中心に、事業承継や融資の相談にも対応
  4. 最初のコンタクトから面談予約まで、迷わない導線をつくる
  5. 「商談」ではなく、まずは情報交換から始める
  6. 一年前の相談者から、改めて支援依頼が届く
  7. 相談内容を記録し、公募開始のタイミングで知らせる
  8. 支援者側から声をかけることが、活用の第一歩
  9. 信頼できる支援者との出会いを、次の挑戦につなげてほしい
  10. 成長加速マッチングサービスとは
  11. サービスの役立つポイント

新規事業の構想から、資金調達までを支援

——まず、YKフューチャーコンサルティングの事業内容について教えてください。
河村様:
当社は経営コンサルティング会社として、製造業を中心とした新規事業や商品企画の支援から事業を始めました。新しい商品やサービスの構想を整理し、ビジネスモデルを設計して、社内でプロジェクトを実行できる状態まで伴走しています。
——補助金支援を始めたのは、どのような経緯からだったのでしょうか。
河村様:
そもそもは10年頃前に私が個人で製造業向けコンサルティングを行っていた際に、補助金のご提案をしたのがきっかけです。新規事業が社内で承認されると、次に設備投資や資金調達の話になります。資金調達の手段は、融資、アセットファイナンス、エクイティ、公的資金などに限られます。その中で、当時はまだメジャーな補助金はものづくり補助金程度しかなく、補助金を提案するコンサルタントも殆どいないような時期でしたため、補助金をご提案して採択された際には、大変喜んでいただけました。
——現在は補助金支援も大きな事業の柱になっているのですね。
河村様:
そうですね。コロナ前頃からご依頼がさらに増え、補助金支援が二つ目の事業の柱になりました。現在は、支援した企業の成長戦略をさらに実行する手段として、M&Aや事業承継の仲介、FA業務にも取り組んでいます。

デジタル施策の効果が低下する中で出会ったセカマチ

——セカマチを利用する前は、事業者との接点づくりにどのような課題がありましたか。
河村様:
CRMの導入、ウェビナー、リスティング広告、プレスリリースなど、デジタルマーケティングには一通り取り組んできました。外部のCMOにも入ってもらいましたが、競合が増える中で、十分なコンバージョンを得られる媒体が少なくなっていると感じていました。
——そのタイミングで、セカマチを知ったのでしょうか。
河村様:
外部CMOから「一度使ってみたらどうか」と勧められたのがきっかけです。最初は正直、ダメ元でした。商工会議所などのビジネスマッチングも利用した経験がありましたが、期待した成果が出ず、継続しなかったこともあったからです。
——実際に使ってみた印象はいかがでしたか。
河村様:
想像以上に機能していると感じました。新しい施策は、週に一度程度試して、一か月ほどで手応えがなければ、どうしても優先順位が下がります。セカマチは比較的早い段階で「可能性がありそうだ」と感じられたため、継続利用につながりました。

補助金を中心に、事業承継や融資の相談にも対応

——現在、セカマチではどのような相談に対応していますか。
河村様:
これまで、補助金、事業承継・M&A、融資など、主に三つほどのパターンで事業者へコンタクトしてきました。その中で最も反応が良かったのが補助金です。現在は、補助金に関する悩みを持つ事業者とのマッチングを主な目的にしています。
——補助金に関する相談内容は、以前と変化していますか。
河村様:
十年ほど前は、そもそも使える補助金があることを知らない方が多くいました。現在は制度が増えたことで、「制度があることは知っているけれど、どれを使えばよいのか分からない」という相談が増えています。情報が増えたからこそ、迷子になる方が出てきています。
——事業者が希望している補助金と、実際に適した制度が異なることもありますか。
河村様:
よくあります。「この補助金を使いたい」と相談に来られても、事業内容を聞くと別の制度の方が適している場合があります。対象経費が似ていても、制度の目的や条件は異なります。そこを整理し、より適した選択肢を提示することが私たちの役割です。

最初のコンタクトから面談予約まで、迷わない導線をつくる

——事業者へのコンタクトは、どのように進めていますか。
河村様:
最初のメッセージに面談予約の案内を入れています。すぐに相談したい方は、そのまま予約ページから面談を設定できます。まだ面談までは考えていない方は、チャットで返信していただくだけでも構いません。相手が選べる状態にしています。
——コンタクト文面は、あらかじめ決めているのでしょうか。
河村様:
基本的なフォーマットはありますが、現在は生成AIを活用しています。事業者の特徴や取り組み、悩みを踏まえた文章が、制限文字数内で生成されるようにプロンプトを設計しています。担当者が変わっても、一定の品質を保てるようにしています。
——一律の文章を送るのではなく、事業者ごとに内容を変えているのですね。
河村様:
興味のない内容や、誰にでも当てはまる文章を送っても反応は得られません。最初は文面を大きく変更しながら検証しました。現在も文章の長さ、情報の順番、段落の構成などを細かく調整し、反応を見ながら改善しています。

「商談」ではなく、まずは情報交換から始める

——面談では、どのようなことを意識していますか。
河村様:
セカマチ経由の面談では、最初から商談モードになりすぎないようにしています。広告経由のお問い合わせとは少しトーンを変え、まずは雑談も交えながら情報を共有します。その場で商品やサービスを売ろうとすることは、基本的にありません。
——相談だけで終わる面談もあるのでしょうか。
河村様:
もちろんあります。ただ、完全な情報収集だけという方は、思っていたより少ない印象です。すぐではなくても、いずれ補助金を利用したいと考えている方が多くいます。そのため、受注を急ぐよりも、長期的な関係をつくることを大切にしています。
——積極的な営業をしないことも、継続につながっているのでしょうか。
河村様:
当社から何度も電話やメールをすることはありません。検討事項が残っていれば、数週間後や一か月後に一度ご連絡する程度です。急いで契約を求めない姿勢は、セカマチを利用する事業者のニーズにも合っていると感じます。

一年前の相談者から、改めて支援依頼が届く

——セカマチを通じた、印象的な事例を教えてください。
河村様:
一年ほど前、補助金申請についてセカンドオピニオンを求めている方から相談がありました。採択されてほしいという思いもあり、制度の考え方や申請内容について、かなり詳しくお話ししました。その時は費用をいただかず、情報提供だけで終了しました。
——その方とは、その後も関係が続いたのでしょうか。
河村様:
約一年後に、新しい事業の申請を検討しているため、企画を一緒にブラッシュアップしてほしいとご連絡をいただきました。最初の相談時の対応を覚えてくださっていたそうです。数か月後、あるいは一年後に相談が戻ってくることは、ほかにもあります。
——短期的な受注だけが成果ではないということですね。
河村様:
その場ですぐに仕事が始まることも嬉しいですが、「以前相談した時のことを覚えています」とご連絡をいただくのも嬉しいですね。最初の面談で信頼関係をつくることが、将来の支援につながる可能性があると感じています。

相談内容を記録し、公募開始のタイミングで知らせる

——面談後のフォローでは、どのような工夫をしていますか。
河村様:
面談で話題になった補助金や相談内容は、すべて記録しています。誰と、いつ、どの補助金について話したかをログとして残し、その補助金の公募が始まったタイミングで、対象となる方へご案内を送っています。
——事業者にとっても、公募情報を逃しにくくなりますね。
河村様:
補助金の公募時期を、事業者がすべて把握するのは難しいと思います。気づいた時には締め切りが終わっていた、ということもあります。相談時の情報を記録しておけば、「以前お話しした制度の公募が始まりました」と、適切なタイミングでお知らせできます。

支援者側から声をかけることが、活用の第一歩

——これからセカマチを使う支援者へ、活用のポイントを挙げるとしたら何でしょうか。
河村様:
まずは、支援者側から声をかけることだと思います。士業やコンサルタントは、事業者から「先生」と見られることが多く、本人が意識していなくても壁ができる場合があります。事業者側は、何を相談してよいのか分からず、遠慮しているかもしれません。
——登録して待つだけでは、接点が生まれにくいということですね。
河村様:
セカマチでは、支援者の情報だけで、その人柄や相談の仕方まで理解するのは難しいと思います。だからこそ、こちらから事業者の取り組みを読み、関心を持った理由を添えて声をかけることが大切です。それだけでも相談のハードルは下がります。
——セカマチならではの可能性を、どのように感じていますか。
河村様:
補助金の採択事業者など、新しいことに挑戦する意欲の高い事業者が集まっている点に価値があると思います。利用者の絶対数だけを見るのではなく、どのような目的や熱量を持った人が集まっているかを見ることが重要です。

信頼できる支援者との出会いを、次の挑戦につなげてほしい

——最後に、補助金活用を検討している事業者へメッセージをお願いします。
河村様:
補助金は、知っているか、知らないかで機会に差が生まれやすい分野です。ただし、補助金を活用することは、決して特別なことではありません。融資や出資と同じように、企業が成長するための資金調達戦略の一つです。
——初めて補助金に取り組む企業は、何から始めるとよいでしょうか。
河村様:
最初から社内だけで制度を調べ、申請を進めるのは簡単ではありません。まずは信頼できる支援者を一人見つけ、相談できる関係をつくることをお勧めします。一緒に取り組む中で、補助金の選び方や準備の進め方が少しずつ分かるようになります。
——セカマチも、その出会いの場の一つになるのでしょうか。
河村様:
そう思います。支援者によって専門領域や対応方法は異なります。セカマチを通じて、自社の考え方や事業に合う支援者と出会うことで、「補助金は難しい、使いにくい」という印象が変わる可能性があります。まずは気軽に相談し、次の挑戦につなげてほしいですね。

成長加速マッチングサービスとは

中小企業庁が運営する成長加速マッチングサービス(通称:セカマチ)とは、成長志向の事業者と支援者をつなぐオンラインのマッチングプラットフォームです。

事業者は「資金調達・事業承継・経営相談」といった挑戦しようとしている課題を登録し、支援者(金融機関や認定支援機関等)から面談の申し出(コンタクト)を受けられます。事業者が申し出を許諾することでマッチングが成立し、課題解決に向けた面談へと進みます。

金融機関にとっては、地域企業との新しい接点を築き、ニーズに応じた最適な出会いを実現できる点が大きな特徴です。

サービスの役立つポイント

事業者に役立つポイント
●取り組みたいテーマ(挑戦課題)に対して、解決可能な支援者から直接コンタクトを受けられる
●金融機関、投資機関、認定経営革新等支援機関など、国が認めた支援機関のみが登録しているため安心
●情報公開する支援者の範囲を選べるため、希望する支援者に限定してアプローチを受けられる。

支援者に役立つポイント
●中小企業庁の運営するサービスで安心
●約40,000社の事業者が登録しており、無料でコンタクト可能
●事業者の財務データや基本情報に加え、事業者の取り組みたいテーマ(挑戦課題)の具体的な内容を確認できる
●市区町村レベルでの事業者検索や、事業者が取り組みたいテーマ(挑戦課題)の種類(資金調達/事業承継/経営相談)の検索が可能で、自身の専門性に合った事業者に出会える

サービスの仕組み
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