【福岡県信用組合】導入から半年で40件マッチング、11件融資申込に進展。新規取引先開拓を実現する成長加速マッチングサービス。
公開日:2025/12/02

中小企業庁が運営する成長加速マッチングサービス(通称:セカマチ)とは、成長志向の事業者と支援者をつなぐオンラインのマッチングプラットフォームです。
事業者は「資金調達・事業承継・経営相談」といった挑戦しようとしている課題を登録し、支援者(金融機関や認定支援機関等)から面談の申し出(コンタクト)を受けられます。事業者が申し出を許諾することでマッチングが成立し、課題解決に向けた面談へと進みます。
地域金融機関にとっては、新しい顧客接点の確保や効率的な営業活動に直結するツールとなります。今回は、導入から約半年で20件の面談を実現されている福岡県信用組合様の事例をご紹介します。
インタビューイー紹介
支援者紹介:福岡県信用組合 融資部 経営支援課 下村様
福岡県信用組合福岡県信用組合は地元を心から大切にする地域密着型金融機関です。 わたしたちは、お客さまと共に栄え、地域の皆様に愛されるベストコミュニティバンクを目指しています。
目次
導入のきっかけ
「新規取引先開拓の手段として導入」
―セカマチを導入されたきっかけを教えてください。
当組合では、市場環境が厳しくなるなかで、新しい取引先の開拓につながるツールを常に探していました。中小企業庁からの説明を受けた際に「これは活用できる」と感じ、費用がかからない点や、公的機関が運営している安心感もあり、組織的に導入を決定しました。
成果と実感
「21件と面談し、11件の融資申込みを実現」
―実際に導入して、どのような結果が出ていますか?
導入からこれまでに全店で728件の事業を確認し、そのうち252件にコンタクトを送りました。
さらに40件がマッチングに至り、その中の11件が実際に融資申込や審査に進んでおり、うち、2件は既に融資承認済みとなっています。
「入口からニーズが明確になっているため、面談や融資の進展がスピーディーに進む」と現場からも声が上がっています。従来の営業手法に比べ、効果的に成果につながる手応えを感じています。
活用の実態
「本部による一括管理で現場負担を最小化」
―どのようなフローで活用されていますか?
本部と営業店で情報を共有したうえでコンタクト送信を判断します。マッチング後は営業店が主体となって電話でアポイントを取り、対面による面談へつなげています。
「本部で拾い、営業店で動く」という役割分担ができており、現場にとっても無理なく活用できています。
今後への期待
「活用範囲を広げ、さらなる成果創出」
―今後、どのように活用していきたいですか?
すでに成果が数字として表れているので、今後はさらに活用範囲を広げたいと考えています。営業店にとっても「新しい出会いの場」になる手応えが出ていますので、全体に定着させていきたいです。
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